批判と意見 @美味しんぼ

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 「美味しんぼ」騒動は、TVでも流れていますが中身がさっぱり。
 こりゃ、読まないと解らないということで、3回分をじっくり読みました。

 「美味しんぼ」を批判する人たちは、きっと人間の種類が違うのでしょう。
 「憲法9条は絶対正しい」と言いはる敵国スパイと同じです。
 「絶対正しい」ものがないとダメな人たちなんです。

 でも、今の世の中に絶対に正しいものがあると思いますか。
 「今の医学ではまだ、放射線による人体への影響を解明しきれていない」
 と、柔軟に考える方がより正しいのではないか。

 残念なことに、まったく噛み合わない議論です。
 しかし、キーワードとなる言葉がいくつかありました。

 「広島・長崎の寿命調査」
 「100ミリシーベルト」
 「年間20ミリシーベルト」
 「国が定める基準値」
 「後付けバイアス」
 「心理的バイアス」

 「チェルノブイリの調査報告」
 「低線量内部被爆」
 「ペトカウ理論」
 「影響の個人差」

 訳の解らないのが、福島県庁が批判のために使っている「国が定める基準値」。
 「現在は国が定める基準値内の安全・安心な農林水産物のみが市場に出荷されております」

 はて、さて、こりゃ相容れらない不毛な議論だ。
 「国が定めた基準値」が絶対正しい「安全・安心」の数値と言えるのか。





 根拠のない風評に対しては国として全力を挙げて対応する必要がある
 http://hazimemashite.at.webry.info/201405/article_16.html








 http://mainichi.jp/select/news/20140520k0000m040092000c.html

 東京電力福島第1原発事故の影響に関する描写が議論を呼んだ人気漫画「美味(おい)しんぼ」を掲載した週刊ビッグコミックスピリッツ(小学館)の最新号が19日、発売された。
 「福島の真実」と題した一連のシリーズはこれで終わり。

 問題になったのはシリーズのうち3回。
 実在する井戸川克隆・前福島県双葉町長が「福島に鼻血が出たりひどい疲労感で苦しむ人が大勢いるのは、被ばくしたから」と発言。
 他の登場人物も「福島はもう住めない」と語る。



 「よく伝えてくれた」と評価するのは、福島市から栃木県下野(しもつけ)市に長女(6)と自主避難している女性(29)。
 長女は原発事故後、鼻血を出すことがあり、女性は「精神的なストレスや体力的なことも関係しているかもしれない」と語る一方「放射性物質と関係ないと言い切れるのだろうか」と不安を訴える。

 福島県南相馬市から札幌市北区に自主避難している女性(39)は2011年7月、長女(9)が数日間連続で鼻血を出し、避難を決意した。
 女性は「放射性物質の影響とは言い切れず、ストレスも考えられるが異常事態だと思った」と振り返る。

 子どもたちが連続して鼻血を流すことはなくなった。
 美味しんぼについては「福島で言いづらい事実を書いてくれている。事実は広めるべきだ」と語る。
 一方で「否定する福島、共感する県外避難者という構図で両者の溝がさらに広がるんじゃないか。騒動は収まってほしい」と複雑な思いも抱く。
 両親や親類の多くが今も福島県に住んでいるという。



 【山田健太・専修大教授(言論法)の話】

 低線量被ばくなど社会の間で意見の割れている問題について、議論する場を作った。
 評価できる。
 閣僚らが漫画を相次いで批判したが、(作品による)問題提起を認めないという趣旨ならば、表現の自由を損なう行為だ。
 原発問題について国民は情報が足りないと考えている。
 政治家は批判するのではなく、作品の指摘した問題に対して、説明責任を果たすことが求められている。 



 【漫画「美味(おい)しんぼ」の登場人物と発言内容の概要】

 4月28日発売号

 福島第1原発を見学した後、主人公の新聞記者が疲労を訴え鼻血を流す。
 診察した医師は「放射線と鼻血を関連づける医学的知見はない」。
 実在する福島県双葉町の前町長は「福島では同じ症状の人が大勢いる」と発言。

 5月12日発売号

 双葉町の前町長が「鼻血や疲労感で苦しむのは被ばくしたから」としたうえで「町民に福島県内には住むなと言っている」と発言。
 実在する福島大の准教授も「もう取り返しのつかないまでに汚染された。福島を広域に除染して住めるようにするなんてできない」。

 5月19日発売号

 主人公の父親が「住むことの危険性については言葉を控えるのが良識とされる。だが、それは偽善。私は福島の人たちに、危ないところから逃げる勇気を持ってほしいと言いたい」と発言。
 主人公は「(われわれにできることは)福島を出たいという人に、全力で協力すること」と決意を語る。





この記事へのコメント

2014年05月24日 22:21
上の中の、福島大の准教授さんの話は、ご本人から「確かにそう言ったことはあるが、都合のいいところだけを利用された。」とコメントがありましたねぇ(^o^)
被ばくし続けている現状は人権問題
2014年05月31日 21:23
 福島大の荒木田岳(たける)・准教授(44)=行政学=が5月28日、金沢市内で講演し、東京電力福島第1原発事故から3年余りが過ぎた福島の現状について報告した。
 荒木田氏は、原発事故による住民への影響を明確に説明しない国や福島県の姿勢を批判、「人々が被ばくし続けている現状を人権問題としてとらえ、改善しないといけない」と訴えていたそうですよ。

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