ロシアで四輪大会開催

 ロシアのソチで、四輪大会が開催しました。
 左から、ヨーロッパ、アフリカ、アジア、オセアニアの四大陸。
 ちなみに、南北アメリカ大陸はどの大陸にも結合・連携していないので別扱いのようです。

画像
(2014年2月8日11時51分 読売新聞)

 







 YOMIURI ONLINE(読売新聞)
 http://www.yomiuri.co.jp/olympic/2020/20140208-OYT1T00377.htm?from=ylist

 開会式の冒頭部分で、天井からつるされた雪の結晶のような形の装置五つが輪の形に変わって「五輪」になるはずだったのに、このうちの一つが作動せず、「四輪」になってしまうハプニングがあった。

 総合演出したコンスタンチン・エルンスト氏ら制作陣は開会式後の記者会見で、「五輪の精神が伝わることが大切で、五輪マークが完成するかしないかは問題ではない」と強調した。

 開会式は生中継されたが、露国営テレビなどでこの場面は放映されなかった模様。
 国営テレビが開会式後に放映した映像では、この装置の形が変化し始めたところで映像が切り替わり、再度、この装置が映し出された時には五輪が完成していた。
 日本などに流れた国際映像では、実際通り「四輪」が映し出された。

 (2014年2月8日11時51分 読売新聞)








 YOMIURI ONLINE(読売新聞)
 http://www.yomiuri.co.jp/job/biz/qaetc/20130911-OYT8T00950.htm

 日本は1912年(明治45年)のストックホルム大会から参加していますが、当初から「五輪」という日本語表記があったわけではありません。
 その呼称は、1936年(昭和11年)のベルリン大会の後、読売新聞の運動部記者だった川本信正さんが記事の中で使い始めました。

 川本さんは新聞社を退職した後もスポーツ評論家として活躍し、JOC(日本オリンピック委員会)の委員も務めた人です。

 「五輪」という呼称が生まれたいきさつについては、前の東京五輪の直前に川本さん自身が読売新聞のインタビューに答えていますので、そのまま採録しましょう。

 『あれは、ベルリン大会のあと、やたらにオリンピックということばが、使われだしましてね。
 長ったらしい外国語なので、万国運動大会とか、いろいろ略語を考えていたんですが、菊池寛の随筆のなかに、宮本武蔵の極意"五輪の書"というのが出てきた。
 五つの輪、それにゴリンはオリンピックに音も似てるというので、読売新聞の紙面で、使い始めたんです。
 はじめは五厘なんて安っぽいとかいわれましたが、戦後は、すっかり、通用するようになったですね』
 (1964年8月16日付 読売新聞朝刊社会面より)

 すぐに定着したのは、やはり意味も語感もぴったりの絶妙なネーミングだったからでしょう。
 ちなみに、中国では「オリンピック」の音に近い漢字をあてて、「奥林匹克」と書きます。
 奥林匹克運動会、略して「奥運会」と呼ぶようです。

 「五輪」の方がいいのになぁ、と考えるのは私だけでしょうか。

 次に「パラリンピック」ですが、元は下半身に障害を持つ人のアーチェリー大会として始まったという歴史的経緯から、paraplegia(下肢のマヒ)とオリンピックを合体した造語として生まれたようです。
 しかし現在は、「parallel(併存するもう一つの)+オリンピック」と解釈されています。

 ただ、この呼称も次第に見直されるかもしれません。
 なぜなら、北京大会からは、オリンピックもパラリンピックも同一の組織委員会が主催する形になり、パラリンピックはもはや、「もう一つの五輪」どころか「五輪後半戦」と呼ぶ方がふさわしいからです。

 ブエノスアイレスでの、東京招致をめざすプレゼンテーションで会場を感動させ、東京当選の決め手となったのが、パラリンピックの陸上選手である佐藤真海さんの演説でした。
 2020年に行われるのは「東京オリンピック」ではなく、「東京オリンピック・パラリンピック」なのです。
 開催する日本側も今はオリンピックが文部科学省、パラリンピックは厚生労働省と、所管官庁が分かれているのですが、これを一緒にして「スポーツ庁」を作る構想が具体化しつつあります。

 昨年のロンドン大会では、両脚義足の陸上選手がパラリンピックだけでなく、オリンピックにも出場しました。
 また、将来の可能性としては、たとえばテニスで健常者選手と車椅子選手のダブルス部門なども、あり得るでしょう。
 いずれはパラリンピックは発展的に解消し、五輪と完全に一体化する時が来るかもしれません。

 (編集委員 保高芳昭)
 (2013年9月12日 読売新聞)






ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック