夏のくじら @よさこい祭り入門書

 今年も「よさこい祭り」の8月10日、11日が来ました。
 でも、「入賞が設けられてからのよさこいは面白くなくなった」と言う人たちがいます。

 よく解ります。
 私も昨年2日間観て、「いう程のものではない」って思いました。
 そして、阿波踊りの方が数段素晴らしいと。
 これも彼らと同じ意見でした。

 よさこい祭りは、商工会議所が発案し、1954年からスタートしたお祭りだそうです。
 おとなりの徳島県の阿波踊りに対抗して作られたお祭りだったのです。
 だから、神仏に一切関係がないという特異なお祭りです。

 今のような、なんでもありの参加型夏祭りとなったのは、1972年、堀田青果チームが参加したからで。
 アマチュアバンド「トラベリンバンド」がトレーラーにバンドの機材を乗せ、よさこい節とは似ても似つかないロックを演奏しながら、踊り子たちはそれに合わせて自由な振り付けで奇妙な踊りを踊ったということです。

 その翌年、トラックに演奏機材を積んで参加するグループが続出したそうです。

 (文春文庫大崎梢著「夏のくじら」及び大森望の解説)

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 この本は、よさこい祭りの本質が描かれた唯一の小説本だと思います。
 主人公は大学生。
 でも、登場人物はみな幼稚な人間ばかりで、少女趣味的な恋愛小説になっています。
 昨今はこんな小説ばかりです。
 人間が幼稚になっているからでしょうかねぇ。

 とは言え、この本が唯一のよさこい祭り入門書である事には変わりありません。
 






夏のくじら (文春文庫)
文藝春秋
2011-06-10
大崎 梢

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